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2017年6月16日
株式会社ユビキタス
株式会社エーアイコーポレーション

ユビキタス・AIコーポレーション グループ、
「Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack」を販売開始
〜シングル/マルチコア上でLinux/Androidの高速起動とリアルタイムOSの協調動作を実現〜

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下「ユビキタス社」)と株式会社エーアイコーポレーション(本社:東京都品川区、代表取締役社長:加藤 博之、以下「エーアイコーポレーション社」)は、「ユビキタス・AIコーポレーション グループ」ブランドでの共同開発製品の第二弾として、「Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack」(以下「本製品」)を2017年8月上旬より販売開始することを発表いたします。

本製品は、ユビキタス社の高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」とエーアイコーポレーション社の高信頼デュアルOSモニター「TOPPERS-Pro SafeG」、リアルタイムOS「TOPPERS-Pro」を1つのシステムで共存利用できるようにした検証済みパッケージ製品です。

組込みシステムにLinuxを導入する場合、起動時間が遅い、リアルタイム性が低いなどの欠点があります。一方、リアルタイムOSは、GPUやWi-Fi等のドライバーの入手の困難性、最新の通信プロトコルへの対応スピードが遅いといった欠点がありました。本製品は、LinuxとリアルタイムOSの双方の欠点を解消し、それぞれのOSが持つ利点を活用することで、幅広い組込みアプリケーションに対応したプラットフォーム環境を提供します。

これまでLinux/Androidのような汎用OSとリアルタイムOSを同一システムで利用する場合には、2つ以上CPUコアが必要で、それぞれのCPUに汎用OSとリアルタイムOSを割り当ててマルチOSとし、それぞれのOS間のデータ交換を行う仕組みを実装するか、ハイパーバイザーの導入等を検討する必要がありました。さらに、マルチOSやハイパーバイザーを導入する場合、ユーザーインターフェースや通信の役割を担うLinux/Androidの汎用OSの起動時間をいかに短縮するかが共通の課題となっていました。

本製品は、シングルCPUコアでも汎用OSとリアルタイムOSを同時に使用でき、OS間の通信ライブラリが最初からサポートされているため、OS間のデータ交換を行う仕組みを開発する必要がありません。さらにQuickBootによりLinux/Androidの汎用OS側のアプリケーションの高速起動がサポートされているなど、Linux/Androidのような汎用OSとリアルタイムOSを同一システムで利用する場合に必要な機能が1つのパッケージとして提供されています。そのため1コアのみのローエンドからマルチコアがサポートされたミッドレンジ、ハイエンドまで幅広いシステムで利用できます。

■主な特長
1. 組込みシステムに最適なプラットフォームを1パッケージで提供
高速起動(Linux/Androidの高速起動QuickBootおよびリアルタイムOS TOPPERS-Pro)
Linux/AndroidとリアルタイムOS TOPPERS-Proをセキュアに並列動作(TOPPERS-Pro SafeG)
Linux/AndroidとTOPPERS-ProとのOS間通信(MDCOM)を標準サポート
シングルコアからサポート
2. 開発工数の削減
オープンソースソフトウェア(デバイスドライバー、ミドルウェア等)の活用による開発工数削減
起動時間の短縮のための開発やチューニングに伴う作業負荷を低減
検証済みのパッケージ製品として提供されるため、導入のための開発や検証作業が不要
3. 製造コスト削減
シングルコアでも動作できるため、ローエンド機器でも搭載可能
商用ハイパーバイザーの導入に伴うコストが不要


■製品構成
Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack
高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」
高信頼デュアルOSモニター「TOPPERS-Pro SafeG」
リアルタイムOS 「TOPPERS-Pro」


■製品イメージ
1. Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack概要図
2. Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack詳細


本製品は、Linux/Androidの持つ高度なグラフィックス処理や最新の通信プロトコルへの対応を活用すると同時にリアルタイム性とセキュアな処理が要求されるアプリケーションの開発に役立ちます。特に電源断からの高速起動が要求される車載機器、マルチファンクションプリンター、電子決済端末、ATM等の金融端末、産業機器、セキュリティ監視カメラ、キャリアグレードの通信機器等での利用が想定されます。

「Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack」は、Ubiquitous QuickBootのオプション製品として、ユビキタス・AIコーポレーション グループから販売します。


※ 本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

  • Ubiquitous QuickBoot について
    Ubiquitous QuickBootは、先進的なメモリ管理により、機器およびそのアプリケーションを数秒で起動する高速起動技術です。QuickBootは、機器を電源が完全に切断された状態(コールドブート)から高速起動するだけでなく、機器の待機電力をセーブし、機器のバッテリーの持ちを長くします。QuickBootは、ARMコアv6/v7/v8に対応し、OSとしてLinuxとAndroidで利用できます。
  • ユビキタス・AIコーポレーション グループについて
    2017年4月、ユビキタス社によるエーアイコーポレーション社の子会社化に伴いグループブランド名称として新たに設立。「Ubiquitous Network Framework」や「Ubiquitous QuickBoot」など自社技術をベースとした「小さく、軽く、速い」組込みソフトウェアの企画、開発、販売実績を持つユビキタス社と、30年以上にわたり、Bluetooth SDKやBIOS、ソフトウェア品質向上ツールなど、海外の先端、かつユニークなソフトウェア製品を輸入、販売する技術商社のエーアイコーポレーション社が、両社の取り扱う製品と技術を組み合わせた高付加価値かつラピッドな組込み開発を可能にするソリューションを提案することを目的として活動しています。
    (参考プレスリリース「「組込みソフトウェアNo.1ベンダーを目指して「ユビキタス・AIコーポレーション グループ」ブランドが誕生」」 )
  • 株式会社ユビキタス(証券コード:3858)について
    ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術などの多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
    本社所在地 : 東京都新宿区西新宿1-21-1明宝ビル6F / URL:https://www.ubiquitous.co.jp/
  • 株式会社エーアイコーポレーションについて
    エーアイコーポレーション社は、1985年の設立以来、機器組込み用ソフトウェアの専門輸入商社として、ネットワーク、コネクティビティ、ストレージ分野等の各種ミドルウェア、品質向上支援・テストツール、キャリアグレード分野の各種ソフトウェア、UEFI-BIOS等、30社を超える世界のトップメーカーから最先端の技術を持つユニークなスタートアップ企業までの代理店としてライセンス販売を行っています。同時に、これら製品群に関連する移植やカスタマイズと技術サポートを行うことで、車載・民生・通信・産業機器等、マイクロプロセッサ応用製品を開発するあらゆるお客様の最適な「ワンストップパートナー」として歩み続けています。また、自社開発による先端的なリアルタイムOS群と各種製品の統合ソリューションを提供する「OSプラットフォームプロバイダー」としての活動にも力を入れています。
    本社所在地 :東京都品川区西五反田2-25-2 飯嶋ビル

<本製品に関するお問い合わせ先>

  • 株式会社ユビキタス 事業本部 組込ソフトウェア事業部 (担当:木村)
    TEL:03-5908-3451
    E-Mail : sales_info@ubiquitous.co.jp
  • 株式会社エーアイコーポレーション TOPPERSグループ
    TEL:03-3493-7981
    Webからのお問い合わせ:http://www.aicp.co.jp/contact/
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